南房総市 企業・起業家誘致説明会「来たれ、ミナミボウソウ的起業人!」
豊富な農林水産物、彩り豊かな自然、日本一多い8つの道の駅など多様な資源を持つ千葉県南房総市。
一方で、若年者層の都市部への流出といった課題も抱えています。
この流れを食い止め、地域に活力を与え、地域を盛り上げてくれるような人はいないだろうか?
そのためには、南房総市をたくさんの人に知ってもらいたい!
そんな思いから、12月6日、東京・神田の全国うまいもの交流サロン「なみへい」で第1回南房総市企業・起業家誘致説明会「来たれ、ミナミボウソウ的起業人!」を開催。14名の皆様に参加していただきました。
説明会は2部構成。
第1部前半では「南房総市ってどんなところ?」をテーマに、市の成り立ちやアクセス、南房総市の豊かな自然、農林水産物といった基本情報のほか、各種支援制度を紹介しました。
関東近郊在住14名の方々が参加
第1部後半では、南房総市へ移住・起業された4名の方々によるパネルトーク。
南房総市に来たきっかけ、市の魅力、また移住を検討している人へ向けたアドバイスなど、「元よそ者」の視点から実体験に基づいたお話しを熱く語って頂きました。
(写真左から)ガラス工芸家 大場匠さん/ハーブちくら代表 佐々木裕美さん/古着セレクトショップ経営 初山直子さん/コーヒーショップ経営 山形たけるさん
特に印象的だったのは、次の2つのお話。
1つ目は、「南房総の魅力は自然である」というお話。
「海・山・川が近くにあり、自然と向き合って生活出来る環境は、都会では得られない素晴らしさがある。例えば、街灯が少ないことが今は豊かさに感じる。」といった実体験に基づいたお話を伺うことができました。
また、自然豊かな南房総市と都心を約70分で繋ぐアクアラインがわずか¥800(ETC利用)で利用できることも、魅力の一つだというお話しもありました。
確かに都心からのアクセスの良さは南房総市の大事なアピールポイントのひとつです。
2つ目は「目的意識を持つことが大切」というお話。
「東京でダメだったから田舎に行けばなんとかなるだろう」というスタンスの人もいる。
そのようなスタンスで成功する人も中にはいる。しかし、楽しい暮らしをしていく上で、本当に大切なのは、この場所で「何をしていきたいのか、強い目的意識と信念を持つこと。」というお話しでした。
田舎での生活=のどかにのんびりとした生活、と考える方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、近所付き合いなど特有の習慣や静寂など生活環境は都会と異なります。思い描いた田舎暮らしとの違いに戸惑う方やなじめない方がいらっしゃるかも知れません。
それでも前を向いて、「この地で頑張ろう!」と思うには、自分なりの強い動機が必要です。それが「強い目的意識と信念を持つ」ということだそうです。
この2つのお話以外にも参加者の皆さんに貴重な生の声を届けて頂いた、4名の起業家の皆様、ありがとうございました。
続いて第2部は、南房総市の郷土料理を交えた懇親会。
食事を交えて、参加者と起業家の皆さんの情報交換の場、交流する機会になりました。
中には時間が経つのを忘れ、閉会後1時間近くお店に残っていた方もいらっしゃいました。
ご参加頂いた皆さま、またサポートして頂いた関係者の皆様、ありがとうございました。
次回の「来たれ、ミナミボウソウ的起業人!」は、1月下旬開催予定。
内容は実際に南房総市へ足を運んでいただき起業家の皆様の事業所のご紹介等を予定しております。
詳細は後日当ウェブサイトに掲載いたしますので、乞うご期待ください。
※今回ご協力頂いた4名の起業家の皆様のご紹介については後日、当ウェブサイトにて公開致します。