第2回 企業・起業家向け説明会in東京
第2回千葉県南房総市
「企業・起業家向け 説明会in東京」
【開催結果報告】
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千葉県の最南端に位置する南房総市。
気候は、年間を通して過ごしやすく、緑豊かな山々と、三方を海に囲まれた自然環境に恵まれています。
また、山の幸、海の幸にも恵まれ、サーフィンや釣りのスポットとしても有名です。
都心からのアクセスは、東京湾アクアラインを使い、車で約70分。光ファイバーが市内全域で使用可能で、
都心との情報格差はありません。
アクセスの良さ、豊かな自然環境は、新たなビジネスの場、生活の場として充分な可能性を秘めています。
南房総市は、そんな市の魅力を、より多くの企業・起業家の皆さまに知っていただき、新たなチャレンジの場として検討していただきたいと考えています。
そこで、昨年12月に引き続き、2月26日(水)東京・神田の「ベルサール神田」にて
『第2回 千葉県南房総市 企業・起業家向け説明会in東京』を開催。
南房総市への移住または起業を検討されている、東京・千葉・埼玉在住の計8名の方々にご参加いただきました。
当日は、参加者の方々と市内事業者の方々、また南房総市職員との間で活発な意見交換が行われ、予定時間を延長するほど、熱気にあふれる説明会となりました。
<スケジュール>
【第1部 説明会】 18:30~19:35
◇南房総市の概要説明
◇空き家バンク/農業施策のご紹介
◇市内事業者による事業紹介など
◇第1回市内見学会のご報告
【第2部 懇談会】 19:35~20:30
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―説明会詳細―
第1部 18:30~20:10
■南房総市の概要説明
市の成り立ちやアクセス、南房総市の豊かな自然環境や生活情報といった基本情報の他、
各種支援制度をご紹介しました。
(東京・千葉・埼玉より8名の方々が参加)
■空き家バンク/農業施策のご紹介
続いて、住まいの支援制度として、次の3つをご紹介しました。
◆空き家バンク制度 ( http://www.akiya-navi.com/minamiboso_akiya_bank/ )
「居住していない市内の空き家」と、移住希望者を橋渡しするシステムです。
◆住宅取得支援制度 ( https://minamibousou-sangyoushinkou.jp/0000000788.html )
市内において住宅を建築または購入する、一定の条件を満たす人を対象として奨励金を交付しています。
◆コミュニティシート
各行政区の地域情報を盛り込んだシート。
区長の連絡先や回覧板の手順といった地域のルールなどが網羅されており、移住者が地域にスムーズに
溶け込めるように、同市市民課や各地域センター窓口で配布しています。
(コミュニティシート)
参加者の方からは、次のようなご質問があり、市としての取り組みをご紹介しました。
Q.観光人口を増やすための施策として、どのような取り組みをされていますか?
A.取り組みのひとつとして、映画、テレビドラマ、CMなどのロケーション撮影を誘致する、
フィルムコミッションを進めています。
具体的な例としましては、(株)NTTドコモのLTEのCM撮影(出演:渡辺謙さん/
ボクシング金メダリスト 村田諒太さん)は、南房総市岩井海岸で行われました。
また、トヨタ自動車(株)のCM(ポルテ/出演:乙葉さん)では、道の駅『とみうら枇杷倶楽部』の駐車場
が使われています。
■市内事業者による事業紹介等
①うなぎ・小料理 新都(しんみやこ)
若旦那 長島 富郎さま
-Profile-
南房総市和田町出身で、辻調理師専門学校を卒業後、金沢の料亭旅館や東京の割烹で計10年勤務。
2006年4月に、ご実家である、創業70年の「うなぎ・小料理 新都(しんみやこ)」に戻り、
三代目若旦那を襲名。南房総の旅雑誌などでは必ず登場し、世代を超えて愛される老舗。
WEB: http://www3.plala.or.jp/shinmiyako/index.html
(長島富郎さま/ご家族) (地域との関わり『くじら食文化研究会 おかみさんの会』)
Uターンして、ご実家を引き継いだ市内事業者として、市内のお客様を定着させるための取り組みや、
移住者に対する市民の意識などについてお話ししていただきました。
◆市内のお客様を定着させるための取り組み
「うちの店のお客様の8割は、地元の方です。
その8割をキープするために心がけているのは、出来るだけ同じクオリティを保ち続けることです。
情報発信の面では、地元紙に広告を出したり、『南房総いいとこどり(市の観光WEBサイト)』にお店の情報
を掲載しています。」
◆市外のお客様へのPR方法
「市外のお客様は、既存のお客様の口コミやご紹介で来店されることが多いです。情報発信としては、
『南房総いいとこどり』を利用しています。」
◆地域との関わり
「首都圏と比べれば、こちらは小さいコミュニティですから、ある程度の人付き合いは必要です。
地域の活動や祭礼などは、大変でもありますが、顔見知りになることでお店に来ていただいたり、
時には食材などの仕入れ先の相談に乗ってもらったりといった助け合いがあります。」
◆移住者に対する市民の意識
「私は積極的に関わりたいと思いますし、周りの方もおおむね歓迎していると思います。」
移住を検討される方の中には、「近所づきあいの濃度」を心配される方も少なくないようです。しかし、
小さいコミュニティだからこそ、首都圏にはない温かい人とのつながりがあり、またそのつながりを
大切にすることが集客につながっている、というお話しが印象的でした。
②シラハマアパートメント
オーナー 多田 朋和さま
-Profile-
香川県ご出身で、大学卒業後は東京を中心に営業職やインテリア関連の仕事に従事。
2010年4月に“関東最南端のカフェ&シェアハウス”と銘打った「シラハマアパートメント」を起業。
4階建ての建物を自ら改修し、現在は、1階をカフェ、2階をゲストルーム、3階を賃貸として
営業されており、市内をはじめ、県の内外からも多くの方が訪れます。
「都内と南房総市の2拠点で生活出来る人たちを増やす」をテーマに、イベント企画やデザインなど
様々な取り組みを行っており、東京でも内装のお仕事をされるなど精力的に活動されていらっしゃいます。
WEB: http://www.shirahamaapartment.com/top.html
(多田 朋和さま) (シラハマアパートメント外観)
移住起業家のお一人として、市外からお客様を呼び込む取り組みや、シラハマアパートメントの複合的な事業展開
などについてお話ししていただきました。
◆お客様の割合/市外からお客様を呼び込む取り組み
「シラハマアパートメントへ来られるお客様は、約5割が市外からで、3割が市内、2割が南房総地域への
移住のための準備期間として、シラハマアパートメントを訪れ、カフェやゲストルームを利用する方達です。
そのため、FacebookやtwitterなどのSNSを利用して、常に新しい情報を発信するようにしています。」
◆地域との関わり
「シラハマアパートメントでは、不定期にライブや映画上映会等のイベントを開いています。
そこには、移住者の方だけでなく、多くの地元の方々にも来ていただいています。」
3月からは建物内に学習塾を迎え入れ、ますます人が集まる場所として、コミュニティを形成しつつある
シラハマアパートメント。雄大な太平洋に面して建てられた建物と素敵な内装は、CMなどの撮影でも使われて
おり、また多くのメディアにも取り上げられています。
アイデアと行動力をもって、南房総市が持つ魅力を最大限に活かしたビジネスをされている多田さんのお話に、
参加者の方々も興味津々でした。
■第1回市内見学会のご報告
1月25日(土)に行われました 第1回千葉県南房総市 市内見学会
「企業・起業家向け移住・交流体験ツアー」を、スライドショーや参加者の声と合わせてご紹介しました。
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第2部 20:10~20:45
■懇談会
続いて第2部は、軽食を交えた懇談会。
参加者の方々には、南房総市への移住・起業について、具体的に検討・行動されている方が多く、市内事業主の
お二方、また南房総市職員との間で、熱を持った意見交換が行われました。
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以上、第2回千葉県南房総市「企業・起業家向け 説明会in東京」の開催報告でした!
ご参加いただきました皆さま、そしてご協力いただいた事業主の皆さま、ありがとうございました!