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第3回 ㈱田村農園 田村臣希さん

南房総市の中央部、三芳地区で農業を営む田村臣希さん(30歳)

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高校まで南房総市で過ごし、明治大学農学部に進学。卒業後はオランダへ留学も経験し、7年前に就農した。

 

■就農しようと思ったきっかけは?

「兄弟がいるのですが、農業を継がなかったので、自分が継ぐのかなと思ってはいました。大学生のときに、農業に観光をからめて、地域を元気にできないかなと考えるようになりました。それがきっかけでしょうか。」

 ■大学卒業後、オランダへ1年間留学した理由は? 

「もともと語学には興味がありましたが、最大の理由は、大学の先生に勧められたからです。また、就農するにしても現場や栽培のことがわからないし、他の人と違うスキルを身につけ就農と思い決心しました。」

 

最初の半年は農家に入り、露地野菜の栽培を勉強。その後、半年間、農業の会社でトマト・きゅうりの栽培を勉強した田村さん。

■留学し、異文化を体験して得たものは? 

「たくさんあり過ぎて一言では言い切れませんが、日本にいたらわからなかったことに気付いたことでしょうか。農業に関しては、土に対する考え方や、いかに効率よく作業することが重要であるか等が勉強になりました。しかし何よりも、南房総市で農業をやろうと確信を持つことができたことが最大の収穫です。」

 就農して7年。5月にソラマメ、夏のとうもろこし、冬から春にかけて食用ナバナを栽培している。

   ソラマメ、とうもろこしは主に観光客用だ。食用ナバナの出荷がピークを迎える2、3月には地元の人達を15人ほど雇用している。

「私が就農する前からうちで栽培していたものを引き続き栽培しています。就農時と比べ規模は約3倍の7ヘクタール、売り上げは3倍以上になりました。」

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「3年前に株式会社化しました。周りの人達に勧められてのスタートでしたが。流通先によっては法人であることが取引の要件となっている場合もありますし、消費者の信用にもつながる。今は法人化して良かったなと思っています。これからの南房総の農業の1つのビジネスモデルになっていきたい。」

■田村さんの農業のこだわり、モットーとは?

「技術の面から言えば、畑を半永久的に使えるよう土づくりにはこだわりを持っていきたい。」

「農業は結局は自分自身との勝負。農業の技術も自分で試行錯誤しながら磨いています。農業は自分でやればやっただけ返ってくる。それが魅力ですね。」

「お客さんとのつながりも取引先の開拓も、人と人とのつながりから生まれる。私の農業を人との出会いを通して伝えていきたいと思います。」

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