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第17回 フルーツファーム南房総 関口 昌司さん

カーネーション栽培の温室が立ち並ぶ南房総市富浦町。
この温室の一角にある「フルーツファーム南房総」の関口昌司さんは、健康食品として話題のドラゴンフルーツの
栽培・加工販売に取り組んでいます。

ドラゴンフルーツの実が成る様子 ブドウの栽培

■出身と経歴を教えてください
富浦の浜辺で育ち、高校卒業後石油会社に勤務したが翌年退社し大学進学。ふるさとへUターンするまで、興味・関心ある業種を選んで仕事をしてきましたが、自営業が向いていると決断し現在に至ります。昭和52年損害保険代理店開業、昭和63年からは不動産仲介業に進出、現在いずれも継続。2011年からドラゴンフルーツ栽培を開始し農業へ参入しました。
 
■ドラゴンフルーツ栽培のキッカケとその理由を教えてください
友人のドラゴンフルーツ栽培の影響です。温暖な南房総のイメージと一致し、びわといちごとともに新しい観光農業の目玉に定着すると直感しました。幸いにも生産者の高齢化でカーネーション栽培を止めたガラス温室を借りることができたことも栽培を始めたきっかけのひとつです。
また、ドラゴンフルーツを栽培しているハウスではブドウも栽培しています。
 

ドラゴンフルーツの花 ドラゴンフルーツの果実

 

ドラゴンフルーツのショートケーキ ドラゴンフルーツピューレを使ったプリン

 
■栽培で苦労したことを教えてください。
定植してから2年間は害虫の発生などで苦戦しましたが、3年目からは果実も実り仲間を呼べるようになり、4年目に入ると取引先が増えました。5年目にはテレビの取材が2件、新聞にも取り上げていただき問い合わせや来園者も更に増えてきましたし、千葉県産業振興センターの専門家派遣事業の支援を受けて、人気スイーツプランナーの助言から新しい道が見えてきました。また、著名な料理研究家の口コミ情報から問い合わせも多くいただいております。
 
■ドラゴンフルーツの販路や6次産業化の取組みについて教えてください。
ドラゴンフルーツ栽培・生産・販売、自営の直売所と通販、販売委託店3ケ所。
現在は一次加工品としてドラゴンフルーツピューレの生産・販売を行っています。
また、ジェラート、ソフトクリーム、洋菓子、和菓子などの商品開発にも取り組んでいます。
ドラゴンフルーツの特徴は鮮やかな赤の果肉です。この色は他のフルーツにはなく、
果汁が多く加工しやすいことから広範囲の需要が期待できると考えています。
 

ドラゴンフルーツの花 ドラゴンフルーツの花のアップ

 

ドラゴンフルーツのケーキ ドラゴンフルーツの花のアップ

■南房総市の魅力はどんなところですか
青く穏やかな富浦・岩井など内房地区の海。荒磯続く白浜・千倉・和田の外房地区の太平洋。豊かな田園と里山が広がる三芳・丸山・平久里地区などそれぞれの地区にそれぞれの魅力があります。また農産物・水産物が豊かであることも特徴です。
一方で農産物、水産物の加工・販売に挑戦する人が少なく、お宝が生かされていない状態ではないかと感じています。
 

南無谷海岸の画像 根本海岸の画像

 

■南房総市へ移住して起業を考えている人へのアドバイスをお願いします。
20代~30代の意欲的な移住者は少なくありません。行政などのイベントに積極的に参加、情報交換も積極的で広がりも早いと感じます。私が現在取り組んでいる農業で言えば、意欲的な移住者のように様々なイベントに参加したり、地域の人達とつながり信頼関係を築く事が大切だと考えます。信頼を得ることで土地の紹介や、販路拡大など自分の仕事の幅が広がっていくからです。
 
■これからの目標について
地元・富浦地域に<南房総農業公園>構想を長く温めています。富浦IC周辺の遊休農地・未利用ハウスなどを活用する。定年移住者の協力を得て圃場整備・公園化し、新しい特産品の開発と地域の伝統野菜・果物の栽培を継続させ、農業・漁業の収穫物を地域の人と首都圏の人が料理・交流して、新しい地域文化を創造して楽しむ土地活用を進めていきたいと思います。
 

フルーツファーム南房総

【住所】千葉県南房総市富浦町青木203-1
【電話】0470-33-4790
【FAX】0470-33-4867