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第10回 ハーブちくら海辺のハーブガーデン 佐々木裕美さん

―第10回 ハーブちくら海辺のハーブガーデン 佐々木裕美さん―

 

都会での仕事に疲れ、自分自身が信じるライフスタイルを目指して移住・起業することが、

もはや珍しく無くなってきた昨今。

自分や家族が食べる分の食料は小さな自給農でまかない、残りの時間は自分のやりたいことに費やす

『半農半X(エックス)』というスタイルが注目を集めています。

 

今回は、自給自足の農的な暮らしを求めて5年前に千倉町へ移住し、現在は新規就農者として

千倉駅から徒歩10分の休耕地を利用した畑で、ハーブ商品の企画・栽培・販売を行っている

「ハーブちくら海辺のハーブガーデン」代表の佐々木裕美さん(44歳)をご紹介します。

“千倉を『花とハーブのまち』に!”をテーマに、休耕地を再活性化させる観光ハーブ園作りや、ハーブ作りの講習、

ワークショップなど様々な取り組みを行い、ハーブと千倉のファンを増やすことを目指し、活動していらっしゃいます。

 

 ■ご出身とこれまでの経歴を教えて下さい。

 「出身は大阪です。

  千倉に来るまでは、東京のベンチャー企業等で10年勤め、その後山梨県でハーブ栽培に1年半携わっていました。」

  図1  IMG_2171

      (代表の佐々木 裕美さん)             (秋の作業風景)

 

■佐々木さんが農的暮らしに興味を持ち、南房総市を新たな拠点に選んだ理由は何だったのでしょうか?

 「東京のベンチャー企業に勤めていたとき、環境関連の業務に関わっていたのですが、そこで環境問題や

  食糧問題を考えるようになったのがきっかけでした。仕事にやりがいも感じていたのですが、

  マネーゲームのように利益ばかりを追い求める社会構造に空しさを感じて・・・・。

  そのようなサイクルから抜け出したい、という思いで自給自足の生活を決心しました。

 

  南房総市は、サーフィンをしによく来ていて馴染みがあったのと、暖かい気候が気に入っていました。

  また農的生活を考えるうえでも、南房総は、温暖な気候で豊かな自然があり、農作物の栽培にも適している

  地域だという確信がありました。

  そして、何よりここに来てみて、とても心地の良いエネルギーを感じたからです。」

 

■ハーブ園を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

 「知り合いから紹介を受け、ハーブ畑の管理を任せていただいたのがきっかけです。

  千倉にある飲食店が、県外から講師を招き、オーナー所有の休耕地を利用して、ハーブインストラクター講座を

  開講することになったのですが、畑を管理してくれる人を探しているということで、私がお引き受けすることに

  なりました。

  もともとハーブには興味があったのですが、実際にこの地でハーブを栽培してみて、改めて

  ハーブの持つ癒しの効果の素晴らしさや、千倉の環境がいかにハーブの生育に適しているかを実感し、

  より一層魅力を感じるようになりました。

  講座のカリキュラム終了後も、オーナーから『そのまま使って欲しい』と言って頂いたのを皮切りに、

  どんどん計画が大きくなり、千倉駅近くの休耕地でハーブ園を開こうと考えるに至りました。」

 

■ハーブのことを話すと目がキラキラ輝く佐々木さん。どのような部分に魅力を感じているのでしょうか?

 「癒しの力があることです。

  豊かな薫りに癒されるし、ハーブティーとして飲むだけでなく様々な利用法があり、美容や健康に役立てることが

  できます。また土の浄化作用もあります。

  千倉の気候に合っているので、あまり手間をかけなくても育ってくれますし、良い薫りに包まれながら仕事が

  出来るのもハーブ作りの魅力のひとつです。」

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       (栽培・加工したハーブ製品)           (造成中のハーブガーデン)

 

■理想的な生活を手に入れた一方、迷いも感じているとのこと。

 「私は、お金儲けばかりを追求する生活から離れたくて、農的な自給自足の生活を選びました。

  ハーブの持つ効果・効能の素晴らしさを伝え広めたいという思いから、『ハーブちくら』の活動をしていますが、

  お客さまの需要に応えようとすればするほど、ハーブの栽培・販売自体が『業(=ビジネス)』になっていって

  しまって、本来私が希望していたスタイルの農的な生活から離れていってしまう不安があります。

  嬉しい悲鳴だと言われてしまうかもしれませんが、事業の拡大については迷いもあります。」

 

■ハーブ以外で感じられる南房総市の魅力はどのような部分でしょうか?

 「水、空気、食べ物がおいしいことです。

  また、気候が暖かいことと、ゆったりとした雰囲気が魅力です。

  東京で働いていた頃は、自分を癒すために毎週末サーフィンをしに来ていましたが、今は、忙しくてもストレスが

  溜まるような生活を送っていないので、たとえサーフィンをする時間が無くても楽しいですし、

  毎日が充実しています。」

 

■最後に、新たなビジネスの場としての南房総市の可能性を伺いました。

 「南房総は競合するようなところが少なく、まだまだ開拓の余地がある、可能性がある場所だと思います。

  私のように前例のないことを始める人は目立ちますし、周囲の人も新しい取り組みに興味を持って

  応援して下さいます。

 

  何か新しいことにチャレンジしてみたい方、みんなで協力しながら南房総を盛り上げていきませんか?」

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-Profile-

 ハーブちくら海辺のハーブガーデン

住所    : 南房総市 千倉町瀬戸

メール   : chikuraherb@gmail.com

WEB   : http://herbchikura.jimdo.com/

Facebook: https://www.facebook.com/Habuchikuragaden

 

アクセス

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春頃には『ハーブのオーナー制度』を開始する予定。

ハーブ1株のオーナーになり、苗の植え付けから体験。自分の株が成長したら、その株から1年間いつでも好きなだけ

収穫出来るという制度だそうです。

活動にご興味のある方や協力したい方、また癒しを求めている方は、お気軽にご連絡(メールにて)ください。